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干し芋とは?

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干し芋(ほしいも)とは、蒸したサツマイモを薄く切って乾燥させた食品です。乾燥いも、甘藷切干(かんしょきりぼし)などとも呼ばれています。薄切りにした「平干し」のほか、1本丸ごと切らずに干した「丸干し」などの種類があります。

干し芋が注目されている理由は、栄養価の高さと美味しさ。また手軽に食べられることから、美味しく楽に栄養を取り入れたい方からの人気を集めています。干し芋はご家族の健康的な体作りのため、お子様やペットの健康的で安心なおやつとして、スポーツをする方の理想的な補給食として活用いただけます。ぜひ生活の中に干し芋を取り入れて、健康的で豊かな生活をお送りいただきたいと願っています。

干し芋の歴史

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江戸時代

​さつまいもが関東に伝来

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さつまいもが薩摩藩から関東に伝来したのは江戸時代。薩摩藩の船を助けたことがきっかけで、積み荷のサツマイモ3本が贈られたことから栽培が開始したと言われています。

江戸時代

煮切り干し法の誕生

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静岡県遠州が発祥とされ、1824年に栗林庄蔵がさつまいもを煮て包丁で薄く切ったものを干す煮切り干し法という手法で作ったものが「干しいも」のはじまりと言われています。

遠江国は日照時間が長く、冬になると「遠州のからっ風」と呼ばれる強風が吹き、切り干し芋の製造に適した気候であったことから、切り干し芋の生産は爆発的に普及しました。

明治時代

蒸切り干し法の誕生

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明治時代に入り、さつまいもを蒸かして干す方法が誕生した結果、製造量が大幅に増加。

冬の保存食として活用されたり、子供向けの間食としても喜ばれたりと、用途が拡大。

全国的に広まることとなっていったようです。

干し芋の栄養成分

干し芋には、各種ビタミン、食物繊維、カリウム、鉄分といった栄養素が豊富に含まれています。

これらの栄養素は、視力や肌の健康維持、免疫力向上、腸内環境の改善、血圧管理などに幅広い効果をもたらします。また美肌やアンチエイジング効果も期待できます。自然な甘みで満足感が得られるので、おやつとしても最適です。毎日の食生活に適量の干し芋を取り入れて、健康的な生活を送りましょう。

干し芋のカロリーと栄養素 ※100g当たり

エネルギー

277 kcal

炭水化物

71.9g

たんぱく質

3.1g

脂質

0.6 g

干し芋のビタミン​ ※100g当たり

ビタミンE

1.3mg

ビタミンB2

0.08mg

ビタミンB6

0.41mg

​パントテン酸

1.35mg

ビタミンA−カロテン)

2μg

ビタミンB1

0.19mg

ナイアシン

1.6mg

葉酸

13μg

ビタミンC

10mg

ビオチン

10.4μg

干し芋の主要成分 その他 ※100g当たり

食物繊維

8.2 g

脂肪酸総量

0.19 g

オレイン酸

5mg

リノール酸

100mg

リノレン酸

11mg

干し芋のミネラル​ ※100g当たり

ナトリウム

18mg

カルシウム

53mg

​リン

93mg

亜鉛

0.2mg

マンガン

0.4mg

カリウム

980mg

マグネシウム

22mg

2.1mg

0.3mg

モリブデン

6μg

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食物繊維が腸内環境を改善

干し芋は生さつまいもの約2倍の食物繊維を含みます。食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整え、便秘改善・肌トラブルの軽減・消化促進効果が期待できます。

 

干し芋100gに水溶性食物繊維が約3.9g、不溶性食物繊維が約4.3g含まれています。水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり腸内フローラのバランスを整え、不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を促進し、便秘解消や腸内の老廃物の排出をサポートします。

食物繊維の摂取目安は成人男性で21g以上、成人女性では18gが推奨値。女性なら干し芋100gで1日の推奨量の45.5%の食物繊維が摂取できます。

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日常的に干し芋を取り入れることで、自然な方法で腸内の不調を和らげたい方に干し芋は最適です。

低GI食品で太りにくい

干し芋は炭水化物なので糖質量は多いものの、食後の血糖値の上昇率を示す「GI値」は55程度と低めで「低GI食品」です。

 

血糖値が急上昇すると、脳が血糖値を下げるために「インスリン」を過剰に分泌します。インスリンは糖分を脂肪に変えて身体に溜め込む性質を持つため、太る原因になるのです。干し芋は血糖値を急上昇させないため、食べても太りにくい食品であると言えます。

ストレッチをするランナー
顔色チェック

高血圧やむくみを防ぐ

干し芋には、血糖値を抑えるために必要なカリウムやマグネシウムが豊富に含まれており、血圧を下げる効果が期待できます。

 

カリウムは体内のナトリウムバランスを整える働きがあり、むくみを予防したり、高血圧のリスクを軽減する効果が期待できます。

干し芋は、調理なしで取り入れることができるので、楽に美味しく高血圧予防・むくみ予防をすることができます。また、血行を促進する作用がありますので、肌への栄養や酸素の供給を助ける役割もあります。

免疫力向上や疲労軽減

干し芋にはビタミンC、ビタミンBやパントテン酸が豊富に含まれています。食べ続けることが風邪予防につながります。
ビタミンCは免疫力の向上だけではなく、身体に入ったウイルスを撃退する効果も。喉の痛みや、鼻水などの風邪の初期症状を感じたときに、ビタミンCを摂取することで治りが早くなるともいわれています。

またビタミンBには疲労回復効果もあるので、代謝を活発する効果も。パントテン酸はストレスをやわらげる効果もあるといわれています。この3つの栄養素が豊富な干し芋を日常的に食べることで、身体だけではなく心も健康になることが期待できます。

草の上に敷設
バッター

おやつやエネルギー補給に最適

干し芋は、運動するカラダにも良い成分や栄養が含まれているため、大人だけでなく、発育盛りのお子様のカラダ作りにも適しています。

干し芋に含まれる糖質のうち、マルトースは運動後のグリコーゲン回復に効果的と言われています。ハードな運動のあともスムーズに体が回復できます。

持ち運びもしやすく、さっとエネルギーの補給が可能なところもうれしいポイント。市販の補助食もありますが、無添加で栄養素も豊富、安心してお子様に食べていただけます。

鉄分豊富で貧血予防

干し芋は貧血予防に効果的な食品です。鉄分は赤血球のヘモグロビン形成に不可欠な栄養素で、貧血の予防や改善、体内での酸素運搬に重要な役割を果たします。

干し芋には100gあたり約2.1mgの鉄分を含んでおり、これは生のまぐろの赤身とほぼ同等の量です。特に、干し芋に含まれる鉄分は非ヘム鉄と呼ばれる植物性の鉄で、体内での吸収率は動物性の鉄(ヘム鉄)より低いものの、干し芋にはビタミンCも含まれているため、鉄分の吸収を助ける相乗効果が期待できるのです。

そのため、鉄分の効率的な吸収が可能となり、貧血予防や改善に役立ちます。

笑顔の女性

干し芋の魅力

干し芋はお子様から高齢者まで、健康を気遣うすべての人におすすめの食品です。

美肌やアンチエイジング効果も期待できますので、健康志向の方が日常的に取り入れていただいたり、お子様にとっては、おやつとしても栄養価が高く、成長をサポートするのに役立ちます。また、高齢者にとっては、噛みやすく消化しやすい食品であり、日常の栄養補給にも最適です。ビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、成長期の子供や栄養が必要な高齢者に適しています。

干し芋は、簡単に取り入れることができる健康的な食品であり、家族全員で楽しむことができます。

アベチャンファームの干し芋は農薬・化成肥料・除草剤を一切使わずに育てたさつまいも(紅はるか)を保存料・着色料不使用で丁寧に加工しています。

ぜひ毎日の食生活に適量の干し芋を取り入れて、健康的な生活を送りませんか?

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